重度歯ぎしりと インプラントトラブル


【2023年11月1日 12:06 PM更新】

概要

重度歯ぎしりで、歯が極度に咬耗しています。

同時にインプラントトラブルで奥歯がないうえに

奥歯の数か所が破損しています。

この状態を復元するには

複雑な工程と時間が必要です。

短気では決してできない症例です

 

重度歯ぎしりで歯が咬耗 前歯が不揃いになった インプラントトラブルも併発

トラブル復元には、時間と手間が必要

激しい歯ぎしりで前歯の歯の長さが異なるが、過去のセラミックを基本に復元

過去に入れたメタルボンドクラウンが

咬耗しないで、長さを維持しています。

これを参考に前歯を作ってゆく予定です。

 

歯ぎしりで割れてしまった歯を抜去

 

 

幸運なことに、奥側のインプラントが外れました。

上部構造を切断して

アバットメント取り出しました。

アバットメントとセラミック部分が

かなり強固の接着されていたので

切断して分離しました。

ほとんど原形のままドりだすことに成功

上部構造ががない状態の

インプラントフィクスチャー

アバットメントをフィクスチャー(本体)

に戻して、ブリッジ製作開始

 

 

 

次は反対側を制作

 

前歯を復元するための、スペースを作ります。

 

かみ合わせを持ち上げる処置 咬合挙上 若返り効果

失われたスペースを取り戻すことによって

前歯を復元できるほか

上下が収縮することでお口まわりやほうれい線など

顔面の下半分をナチュラルに伸ばすことによる

若返り効果も期待できます。

 

 

 

本来なら下の乱配列の部分を修正するのですが

相手の方が意思表示がないので

今回はそのままにしました。

 

 

次は残った一本 形態修正をした歯の交換

メタルボンドクラウンを除去しました。

 

ここで問題が起こる せっかくここまでやったのに ちょっと残念

いつもの ああだ こうだ というと仕上がりがよくない

起こった問題は

「この歯を反対側と同じ大きさにしてほしい」

もちろん大反対をしました。

歯を含めて他の人が人の顔を見て

時間を掛けて分析することは、日常生活でほとんどありません。

ヒト 顔のイメージは一瞬で決まります。

大切な部分は、

真ん中の歯の左右バランス

正中すなわ中心が大切です。

 

中心をきちんと決めて

その両側の「中切歯」を左右きれいに並べることは

その人の顔貌 (顔つき)にとって重要なイメージとなります。

 

下の完成画像を見て、右脳人間の方や

速読が得意とか、感覚豊かな人間は瞬間でわかると思いますが

歯列全体が写真向かって右側(実際は左側)よりに

見えるのが理解できると思います。

 

本来人間は、機械のようにシンメトリーではありません。

この症例も同じで、下顎の歯並びを見れば

どこが中心かわからないと思います。

これが最後の一本制作前 イメージを見比べてください。

 

独特の美的感覚は、脳を鍛えること

速読が得意な人や

複数の計器を見て一瞬にし理解するひとなど

視野にあるもの全体を一瞬に理解しているようです。

当方はマージャンなどはやりませんが

並んだパイを一瞬で理解する人は

脳のある種の分部分を鍛えたからできると思います。

したがって凡人が何度も挑戦しても

勝てないのが大いに理解できます。

 

このWEBに「ああだ こうだ」と

いう言葉が多く出てきますが、ヒトはモノをマクロでは見れなく

一部分だけのミクロで観ている方が多いようです。

 

分かりやすいように比較画像

脳を鍛えなくても鋭い人は違いが分かると思います。

ヒトは人を見た時に、一瞬でイメージを作り

何かを感じ取ったイメージが記憶に保存されます。

 

 

この症例の自由診療総額 税別

●ジルコニアクラウン前歯38,000円x6本

●ジルコニアクラウン奥歯32,000円×3本

 

下記をご参考に ああだ こうだ はダメになり、いい人がいい結果になる 

言われたおとりに仕事を進めると

人間ではない、モンスター 化け物になってしまう

思うことがよくあります。

 8.患者さんの言うとおりにしてしまったら、ドンデモになる。診査して説得した例です  
 ●メタルボンドクラウンから ジルコニアへ前歯交換4本+2本  
 ●メタルボンドクラウンから ジルコニアへ前歯交換6本  
 ↑上記の症例で、患者さんのご希望通りの設計だときれいに仕上がりません。  
  ●メタルボンドクラウンから ジルコニクラウンへの交換 その1~3  
 

 

いい人だから できた例(ああだ こうだ と言わない人)

症例集 クリック

 

前歯を変えて別人になる

症例集 クリック

 




前へ:«
次へ: »

新着記事
カテゴリー別
月別アーカイブ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ご予約・お電話でのお問合せ

ご予約やお問合せは、お電話または受付にて承ります。
▼ご予約・お問い合わせはこちら

TEL:045-504-6600

TEL:045-504-6600