滅菌だ殺菌だといっても
|
器具消毒前のタンパク質除去が きちんとなされないと 器具の滅菌 殺菌は形だけの行為で 全く意味がありません。 実際の臨床は、試験管内と異なり 手術器具などは血液、唾液などのタンパク質を除去することで 滅菌 殺菌などの目的のほとんどを 達成しているといっても、過言ではないと思います。 今回 「強アルカリ水」での 超音波洗浄で 想定外の試験結果が出ました。 |
洗浄インジケーターにおける試験結果 |
ヒト血漿タンパク(ヘモグロビン、アルブミン、トロンビン、フィビリン)と 同組成になるように調整した精製牛タンパクを ステンレスプレートに塗布してある 検査機材です。 手術などで使用した器具を 殺菌 滅菌する前に タンパク質除去は必須です。 この洗浄評価インジケーターは 水溶性とタンパクと フィブリンを中心に 滅菌 殺菌前のタンパク除去が できているかを評価するものです。 |
使用するのは 強酸性水精製時に 副産物として生成される 強アルカリ水です。 極めて高い界面活性があり 洗浄能力が高く、毒性がない 環境に優しい洗浄水です。 この強アルカリ水で 超音波洗浄機使い タンパク質洗浄効果を 評価しましたあ。 |
使用前のインジケーター |
洗浄5分後 まだ、水溶性タンパク(褐色) 残っています。 画像ではわかりにくいですが 透明なフィブリンも若干残存しています。 |
10分後 ほぼ良好に洗浄できました。 滅菌 殺菌前のタンパク除去ができませんと その後の滅菌・殺菌時に タンパク中に菌が残存する可能性がります。 また、オートクレーブなどでは 高温によりタンパク凝固が起こりますので きちんと、滅菌 殺菌処理が 行えない可能性が高くなります。 |
鶴見区の歯医者 北村歯科 TOPページ |
鶴見駅 北村歯科 詳細INDEX |
JR鶴見駅東口ロータリ内 京急鶴見駅30秒 |
230-0050 横浜市鶴見区鶴見中央1−31 シークレイン2F TEL 045−504−6600 |