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 健康保険診療と自由診療(保険外診療)に関して
かぶせものの場合

歯科を受診すると、「保険か自費か」という課題に
遭遇した経験を持つ方もいらっしゃると思います。
では、なんでこのような問題が生じるのか、考えてみましょう。

 
 
保険診療では、材料に限界がある

の問題は、前歯のかぶせものを
制作するときに障害となってきます。

保険の歯は、色が違うの?

というご質問をいただくことが多々ありますが、
色の問題ではなく「質感」 に問題があります。
下の画像は健康保険の前歯を装着した直後ですが、
一つの歯だけ、何かが違うのがお分かりでしょうか?

その理由は、保険では見える部分に

プラスチックを使用
するからです。



中心から見て左側が
健康保険適応の
プラスチックの前歯です。


健康保険の前歯


人間の歯は、水晶細工のように
極めて透明感のあるもので
それをプラスチックで再現するには無理があります。


また、プラスッチクは
強度、耐摩耗性にも劣りますが、
世界中を見回しても、
ほとんどの国民が国家の援助で
このようなものを入れられる国は

日本以外にはほとんどないでしょう。



 
 E-max 透明度はかなりのものですが
インレー以外はジルコニアがおすすめ!

セラミックブリッジ
ここまで透明感が出ると
天然の歯にちかづきます。 


セラミッククラウン

 
 台湾の屋台街の光景ガラスを溶かして細工。
セラミック歯も似た手法で 制作します。
 
セラミック製作風景
 








メタルボンド冠の例 
 左は装着前
 銀の土台にメタルボンドクラウン冠を装着

質感はかなり天然の歯に近いですが、
近年では「ジルコニアセラミック」という材料が普及して
より丈夫に美しく修復できるようになりました。
(ジルコニアボンドクラウンともいいます)


メタルボンド冠 




奥歯の場合 

奥歯には、
小さな奥歯(小臼歯)と
大きな奥歯(大臼歯)の2種類があります。

小臼歯の場合は
パラジウム合金(銀歯)とプラスチック
健康保険適応となりますが

プラスチックの奥歯は

強度・摩耗に問題
があるので 、

咬む ことを考えると銀歯の方がまだ良いと思います。

しかし小臼歯は前歯に近い位置にあるために、
銀歯の場合には
銀色が目立つために見た目が悪く
それを嫌がる方もらっしゃいます。

そこできちんと咬める銀歯にするか
、きれいなセラミックの歯にするかという選択になります。

選択肢として 3種類

ジルコニアボンドクラウン(冠) 
 メタルボンドクラウン
 オールジルコニアクラウン




大臼歯の場合には健康保険のかぶせものは銀歯のみ
どちらを選ぶかは、ご本人の自由意思です。


保険または自由診療 


自由診療 セラミック クラウン ジルコニア関連 価格

 ジルコニアボンドクラウン 1本80,000円
 メタルボンドクラウン  1本60,000円
オールジルコニアクラウン  1本32,000円 





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