CASE4 歯を抜かなくてはいけないと告知された例 根管治療 北村歯科

北村歯科  横浜市鶴見駅東口駅前

友人の紹介で来院した20代の女性です。
自宅の近くの歯科医院で、「この歯は抜かなくてはならない!」
と言われ、
どうにかならないかと来院しました。

この状態でも抜去の適応であることも事実です。
一昔前は歯科医の仕事は『歯を抜く』ことだったのかも知れませんが、
今の時代は『歯を保存する』事が歯科医の仕事です。

キーワードは根管治療

 
 この状態では抜くという選択肢はある意味では適切な選択です。

しかしこの患者さんは奥歯はこれ一本のみで

もしもこれを抜いてしまうと、
もう一生涯入れ歯以外には右側(左には奥歯はある)
でものを噛むことは出来ないのです

だから、なんとしても「保存」の限界に挑戦するのです。
 
可能な限り、虫歯の部分を除去。
残存歯質と歯肉はレーザー処置をします。
よく見ると三角形に3つの穴が見えます。
これが 根管 と呼ばれる、
神経があった管です。

この部分の治療が 根管治療 です。

この部分がきちんと処置出来れば、
歯を保存する事が可能となります

ここで威力を発揮したのが
『コスモエンドシステム』
と呼ばれる、
治療システムです。
 
根管治療、周辺歯肉の処置、
歯質の処置が終了。

ここにブリッジの土台となる
銀合金の台を作りました。
 
 一本手前の虫歯の処置をした後、
2本の歯を連結して、中間に『ダミー』と呼ばれる
人工歯を挟んで 
ブリッジの完成です。

どうにか保存した歯が長く維持できるよう、
きちんとご自分でもメンテナンスしてほしいものです。
 

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