北村歯科 横浜市鶴見駅東口駅前
1999年記 |
本当にそんなに虫歯が、広がって、いるんですか? |
23歳女性のケースです。 来院時左下の一番奥の歯を以前修復したところが、 修復物の適合が悪いため虫歯になっていることを説明しました。 また隣の歯との接触点も同時に 虫歯であることをご説明。 「まさか?」といった感じで懐疑的でありましたが・・・ これをいかに情報として正確伝え理解してもらうことが、 とても大変なのです。 きちんと理解していただいた上で処置できれば、 歯科医&患者双方に取って、 とても良い環境で治療を進めることが出来るのです。 |
通常であるならば、 「麻酔の注射をして、歯の神経を取りましょうと」 告知されるケースですが・・・・ もしも自分がそのようなことを告知されたら・・・ 下の例を参考に考えてみて下さい。 |
歯の溝の部分を修復しありますが その境界から虫歯になっています。 少し見にくいかも知れませんが 左は清掃前、右は清掃後です。 |
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修復物を除去している途中です。 黒い着色は アマルガムの水銀の着色です。 アマルガムの水銀比率により 残留水銀がこのように 黒く広がっていきます。 手前の歯との接触点から 虫歯が発生しています。 陰があるのがわかるでしょうか? これは組織が粗になったため 光が散乱するからです。 同時に反対の歯も同様に 陰が出ています。 |
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修復物を除去しました。 当該歯がこのような状況 なのは説明だけでは 患者さんには理解出来ないと 思います。 この直下に 『歯の神経 と呼ばれる歯髄があるために、 あの歯医者の「キーン』という エアタービンで削ると痛いばかりか 簡単に神経まで貫通します。 そこで最新のレーザーを用いて 虫歯の部分をを蒸散します。 |
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その後、神経を保護するパックをして しばらく予後観察後 修復処置をします。 |
たかが虫歯といえ 治療の選択肢は非常にたくさんあります。 自分だったらどうしたいか・・・・ やはり納得して処置できれば それに越したことはないと思います。 しかし、このケースにも言えることですが、 どうしてもよりよい選択肢と引き換えに 『時間と回数』といった問題も クリアーしなくてはない場合もあります。 しかしこのような処置をしたといっても、 通常と全く変わらないか、 逆にそれ以下の金銭的負担で 治療が終わるケースがほとんどです。 なぜなら破壊的な処置はある意味で 破壊したものを人工的に制作したもので 修復再現しなくてはならないからです。 結局その人工物の修復に要する費用が 処置全体に占める割合がとても大きいために 安価で収まることが多々あります。 |
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